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二人暮らしの生活費、内訳や平均はいくら?

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愛知結婚サロン へセドの長谷川です。

以前、30代半ばの女性は、30代前半男性の350万以上-30代後半の男性400万以上が妥当ラインとブログに書きました。

ですが実際、生活していくためには、どのくらい必要なのでしょうか?

暮らしていけないのに妥当といわれても、困りますよね。

今回は、二人暮らしの生活費の内訳や平均から、学んでいきましょう。

二人暮らしの生活費、内訳や平均はいくら?

二人暮らしを始めるときにまず気になるのが、「生活費がいくらかかるのか?」ではないでしょうか。

では、そもそも「生活費」とは何を指すのでしょう。

この記事では、生活費を、家計において、衣食住に加え趣味など豊かな日常生活を維持するのにかかる費用。と定義します。

そのため、生活費には食費や光熱費だけではなく、住居費(家賃)、交際費、趣味レジャー費なども含みます。

ここからは、統計局「家計調査」のデータから二人以上の世帯で勤労者世帯の1カ月の生活費を見てみましょう。

二人暮らし世帯ではなく、二人以上世帯の数字になっています。

二人以上世帯の1カ月の生活費(大都市)

項目 1カ月の支出金額
食費 8万2285円
住居 2万4120円
光熱・水道費 2万1331円
家具・家事用品 1万2126円
被服・履物費 1万4211円
保険医療 1万4057円
交通・通信 4万9925円
教育 2万3925円
教養娯楽 3万4335円
その他の消費支出 5万8038円
合計 33万4353円
出典:総務省「家計調査 家計収支編 第1-1表」2019年(二人以上世帯)を加工して作成。
2020年のデータは新型コロナウイルスの影響により例年の傾向と大きく異なるため2019年のデータを使用。
世帯人数平均3.28人。

大都市は人口100万人以上の都市を指します。

大都市に住む二人以上世帯のうち、勤労世帯の1カ月分の支出は33万4353円です。

全国の平均と比較すると、約1万円高くなっています。

大都市が全国平均に比べて特に高いのは、食費と住居費です。

反対に、交通・通信費は全国平均より低くなっています。

こちらは、電車賃が安価であることと、車を持たない人が多いことが関係していそうです。

ちなみに、中都市と大都市で比較すると、月の支出は中都市の方が約1万3000円安くなります。

最低生活費はいくらから?実際の生活費シミュレーション

そもそも、毎月いくら必要になるかがわからないという方も多いと思います。

二人暮らしの最低生活費はいくらなのか、考えていきましょう。

“最低限”の金額を出すとなると、被服費や交際費などを削ることになります。

二人で頑張って節約生活をするのなら、このような生活費配分になるのではないでしょうか。

項目 平均額
住居費(住宅ローン返済額を含む) 7.9万円
食費 4.1万円
日用品 1.5万円
光熱費・通信費 2.2万円
保険料 2.2万円
自動車維持費 1.4万円
合計(車あり)駐車場代除く 19.3万円
合計(車なし) 17.9万円
日用品と自動車維持費はファイナンシャルプランナーが想定。
その他の項目は「ゼクシィ新生活準備調査2016 2.生活費の状況」の全国平均。

生活に必要なお金は、住む地域によって大きく変わってきます。

場所によって、家賃が倍以上になることがあるからです。

次に人によって差があるのが、自動車維持費です。

車を持っていない方はもちろん0円ですが、地域やお仕事によっては車が必須の方もいらっしゃいますよね。

二人暮らしの最低限の生活費を知りたいのなら、人によって大きく差がある住居費と自動車維持費を別に計算しましょう。

上の表の食費、日用品、光熱費・通信費、保険料(誰でもかかるお金)を足すと、ちょうど10万円。

つまり、10万円 + 家賃+ 自動車維持費+駐車場代の計算で、あなたの二人暮らしに最低限必要な金額がわかります

10万円で二人暮らしは可能?

二人暮らしにかかる最低金額は、

10万円 + 家賃 (+ 自動車維持費(約1.4万円) + 駐車場代)

こちらは、被服費や趣味・レジャー費を抜いた節約生活の金額です。

それでは、どれだけ節約しても10万円で二人暮らしというのは難しいのでしょうか?

こんな記事がありました。

「生活費の中で一番大きな費用は住居費。

自動車を持たず、安い賃貸があったり社宅や家賃補助が使えたりするのなら不可能ではないと思います。

例えば、家賃が2.5万円で済めば、残りの7.5万円で食費や日用品、光熱費・通信費などをやりくりする形になります。

ただし、テレワーク主体の方だと水道光熱費や通信費を抑えるのは少し難しい人もいるでしょう。また、趣味のお金やおこづかいは含まれていないこともあり、10万円生活を長く続けるのは大変ではないでしょうか。とはいえ、社宅暮らしで家賃が1万円程度など、家賃をかなり低く抑えられる方ならば、10万円でやりくりするのも可能かもしれません」

「お金がたくさんかかりそうだから、二人暮らしを始められない」と考えている方は、家賃を安くする方法はないか、最初の数カ月おこづかいを我慢するとどのくらい余裕ができるのかなどを考えてみてください。思っていたよりも安く早く二人暮らしを始められるかもしれません。」

つまり、家賃が低ければ、生活費を10万円以内に収めることも、不可能ではなさそうです。

手取り月収 15万、20万、25万、30万の生活費の理想割合

ここからは、自分たちの手取りから、生活費をどのように配分したら良いのかをチェックしてみましょう。

まず、生活費を4つに分け、理想の割合(%)と、二人の手取り月収ごとに、具体的な金額を示しています。

生活費(4項目)の理想の割合

1.住居費(20~30%)
2.生活に必要なお金(25~35%)
3.コントロール可能なお金(20~30%)
4.貯金(10~30%)

1つ目の住居費とは、家賃や住宅ローンのこと。

2つ目の生活に必要なお金とは、

食費、水道光熱費、通信費、日用品、自動車にかかるお金(自動車税、車検、保険など)です。

節約することは可能ですが、名前の通り生活に必要な支出なので、あまり切り詰めることはできません。

3つ目に、コントロール可能なお金です。

趣味・娯楽・レジャー費や、被服費、交際費、おこづかいなどを指します。

こちらは、ずっと抑え続けるのは難しいですが、

一時的にほとんど0にするなどが可能な項目です。

4つ目は、貯金積み立て貯金、積み立て投資、貯蓄型保険の保険料などが含まれます。

次からは、手取り月収別に、4つの項目にどのくらいお金を配分したら良いのか具体的に見ていきます。

手取り月収15万円の場合

手取り月収15万円の方の理想の生活費配分は以下の通りです。

・住居費(20~30%)3万円~4.5万円
・生活に必要なお金(25~35%)3.75万円~5.25万円
・コントロール可能なお金(20~30%)3万円~4.5万円
・貯金(10~30%)1.5万円~4.5万円

手取り月収が15万円だと、住居費の理想は3.75万円~4.5万円。

大都市に住む場合は、家賃補助などを利用しないと難しいかもしれません。

手取り月収20万円の場合

手取り月収20万円の方の理想の生活費配分は以下の通りです。

・住居費(20~30%)4万円~6万円
・生活に必要なお金(25~35%)5万円~7万円
・コントロール可能なお金(20~30%)4万円~6万円
・貯金(10~30%)2万円~6万円

手取り月収が20万円の場合、趣味や娯楽などコントロール可能なお金が4万円~6万円に。

貯金は2~6万円の間をとって毎月5万円貯めるとすると、1年で60万円の貯金がつくれます。

手取り月収25万円の場合

手取り月収25万円の方の理想の生活費配分は以下の通りです。

・住居費(20~30%)5万円~7.5万円
・生活に必要なお金(25~35%)6.25万円~8.75万円
・コントロール可能なお金(20~30%)5万円~7.5万円
・貯金(10~30%)2.5万円~7.5万円

手取り月収25万円になると、生活に必要なお金の理想配分が6.25万円~8.75万円に。

特に浪費しなければ、この金額内に収めるのは難しいことではないでしょう。

手取り月収30万円の場合

手取り月収30万円の方の理想の生活費配分は以下の通りです。

・住居費(20~30%)6万円~9万円
・生活に必要なお金(25~35%)7.5万円~10.5万円
・コントロール可能なお金(20~30%)6万円~9万円
・貯金(10~30%)3万円~9万円

手取り月収30万円になると、住む地域にもよりますが各項目に余裕が出てきます。

それぞれの項目に割り振られる金額が高くなってくるので、理想割合より低く抑えることも簡単になります。

趣味を重視するのなら、生活に必要なお金を6万円程度に節約し、コントロール可能なお金の金額を増やすこともできます。

住居費と生活に必要なお金の理想割合を守ったうえで、コントロール可能なお金を抑えれば、

毎月10万円の貯金も難しくはありません。

生活費の理想割合はどう決める?

生活費の理想の割合について、以下のように紹介しました。

・住居費(25~30%)
・生活に必要なお金(25~35%)
・コントロール可能なお金(20~30%)
・貯金(10~30%)

4つの項目ごとに、幅のある%が割り振られています。

「10~30%」は手取り月収25万円の場合2.5~7.5万円。5万円もの差があります。

各項目に何%のお金を割くかは、どう決めたら良いのでしょうか。

2つのポイントにまとめました。

① 当事者二人の人生計画や価値観で決めましょう。

  • 収入が不安定なので貯金を重視したい
  • 二人の価値観として交際費は抑えたくない

など、それぞれの考え方があります。

ただし、4つのうちどれかの%を増やすということは、どれかの%を減らすということ。

4つの項目の合計が100%になるように、二人で話し合いましょう。

② 月々発生する特別な支出に合わせて、柔軟に割合を変えていきましょう。

  • 物が壊れて買わなければいけなくなった
  • 仕事が忙しくて外食が増えた

といったイレギュラーはどうしても発生してしまうものです。

計画が崩れてしまったと落ち込むのではなく、

貯金は毎月7万円が目標だけど、緊急時には3万円まで落としてOKといった余裕を持っておくことが

長続きする家計管理のコツです。

4つの項目で生活費を分けたとき、どう節約する?

まず節約できないか検討したいのは、一度減らせばずっと節約効果が続く固定費です。

住居費、スマホ代などはぜひ検討してください。

月1000円でも見直しができれば年間1.2万円も減らせますよ。

そして、趣味・娯楽・レジャー費や、被服費、交際費、おこづかいなどの「コントロール可能なお金」は、

我慢して減らすのではなく、ムダな使い方をしていないか生活スタイルを見直すことで、できるだけ予算内にしたいものです。

二人暮らしを始める前から家計が厳しそうなことがわかっているのなら、住居費を抑えた物件探しをしましょう。

住居費は、多くの人にとって毎月の最も大きな支出です。

そして、節約をしようと思っても、簡単に下げられるものではありません。

最初の物件選びが重要です。

生活に必要なお金や貯金を削るのは難しい!

食費や日用品など生活に必要なお金は、節約をするにも限界があります。

また、食べ物のアレルギー等の事情で節約が難しい方も。

こういった場合は、無理に支出を減らすより、収入を増やす方法を探った方が効率的で心の負担が軽いかもしれません。

収入を増やすというと会社での昇給が浮かびます。

もちろん、本業の収入を上げるのは家計に大きなプラスになりますが、他にもさまざまな方法があります。

例えば、下記のようなものが挙げられます。

  • 会社に許可されている方なら副業
  • 不用品をネットオークションなどで販売する
  • 申請できる補助や支援金を探す
  • 転職する

このように、節約をして生活費を抑えるのは大切なことですが、同時に手元に入るお金を増やす方法も探してみてはいかがでしょうか。

二人暮らしの生活費は、住む場所、共働きか片働きか、手取り月収はいくらかなどで変わってきます。

何にいくら使うのかという点も、理想の割合はありますが、二人が目指す人生計画や価値観によって選択するものです。

平均や理想を知ったうえで、自分たちがお金をかけて良いと思う大切なものは何か、大切ではないのにお金をかけてしまっているものは何か、話し合ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、スーモやゼクシィで学んだ内容をまとめました。

二人暮らしの生活費は、住む場所、共働きか片働きか、手取り月収はいくらかなどで変わってきます。

  • 二人以上世帯の1カ月生活費の全国平均は32万3852円
  • 人口100万以上の大都市は、1万高い。33万4353円

そして、ぜひ、2人暮らしの生活費をチェックしたうえで、シミュレーションしてみましょう。

生活費の理想割合は、

  • 住居費25~30%
  • 生活に必要なお金(食費、日用品など)25~35%
  • コントロール可能なお金(趣味、交際費など)20~30%
  • 貯金10~30%

に手取り月収を当てはめて算出。

逆に、ここから理想の生活費=年収を算出できますね。

手取り30万が希望なら、月収は38万必要です。

実際は、それ以外にもいろいろ引かれたりするのですが、

単純計算、ボーナスなしの年収460万あればいい計算です。

理想の相手も具体的になりますね。

もし、真剣交際に進んでいるのなら、平均や理想を知ったうえで、

  • 自分たちがお金をかけて良いと思う大切なものは何か
  • 大切ではないのにお金をかけてしまっているものは何か

話し合ってみてください。

二人が目指す人生計画や価値観によって決断する必要があります。

 

以上、役に立てたらうれしいです。

今日が一番若い日です。

すぐに、行動をはじめていきましょう。

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さらに、結婚が決まったかたでも、不安なことがあれば、相談してくださいね。

それでは。